Tips のページへ戻る

Final Data で消えたファイル復活

体験記

無念。2001/12/06 私は誤って Windows 2000 の「自分の」プロファイルを削除してしまった。なぜか私の「ishihara」というプロファイルのすぐ下に「不明なプロファイル」というのが表示されているので,「なんだ要らないのがなぜかある。消そう」と安易に消してしまったのだ。

Windows からの警告はなし。結果は私の個人データがゴッソリ消えた。なんと偶然にもバックアップがとられていないし,いづぞや Linux Box においておいたバックアップデータも HD のパーティション切り直し作業のときに消してしまっていた。なにもない状態である。こうなったら,金と時間をかけてでも復活させるしかない。でないと,私のここ3年近くのデータがゴッソリ消えてしまう。(幸い,メールは残っていたので,少しはましだが)

Web でいろいろと探しまわったらFinal Dataというユーティリティがあることがわかった。これはあらかじめインストールしておかなくてもデータを復活できるんだそうである。エライ。ネットワークでも買えそうだったが,校費で買うにはそれではまずいし,使用許可パスワードがすぐにもらえるかどうか不安だったので,コンプマートに在庫を確認して,チャリを飛ばして買いに走ったのであった。

私もノートンユーティリティはインストールしていたので,普段通りにゴミ箱に捨てていたものなら復活できたのだけれど,今回は,ゴミ箱にいれて「ゴミ箱を空にする」とやったわけではなく,「プロファイルの削除」をしてしまったので,ノートンユーティリティでもちっとも保護されていない。もっともっと強力なツールが必要だった。そこで Final Data である。

研究室に戻るなり,がさつに箱を空けて説明書を読む。何しろ仕事関係の私のつくったデータを取り戻さなければならないのだ。データがないと学生の成績をつけようがないのだ。(もちろん,昔うわさされていたように,紙のレポートを放り投げて,早く落ちてきたものから良い成績をつけるとか,猿にきめさせるとか,という方法もあるが,近頃の大学は教師に対してとっても厳しいのでそうゆう方法を本当に実践するわけには行かないのだ)

ふむふむ,「障害が起きた HD にインストールしないで CD からじかに実行してください」「復元には別のボリュームが必要です」ですと。そりゃそうである。書いてある通りにCDから Final Data を起動し,Linux Box からゴッソリ空いているボリュームを Samba でマウントした。

操作は簡単で,CD を差し込んで,Final Data のプログラムを起動する。シリアル番号を入力して,「ドライブを開く」というメニューを選ぶと,あとは HD をスキャンして,消えたファイルを探してくれる。18GB の HD を 10GB ほど使っていたのだが,30 分程でスキャンが終了した。

うーん。思ったより復活しない。大事なファイルはどこへ行ったのやら…。やっぱり限度があるかあ。うーん。


ishihara@ishialb.net